札幌とどの実会会長 佐々木 亮子 (40期)
第9代札幌とどの実会の会長に就任しました佐々木亮子と申します。安藤英征前会長をはじめ役員及び会員の皆様にお引立てをたまわり厚くお礼申し上げる次第です。先ずは簡単に自己紹介をさせていただきます。
昭和21年生まれで、今年70歳です。父親が転勤族だったために、小学校は3回(札幌、岩見沢、旭川)、中学校は2回(旭川、北見)転校し、北見北斗高校は3年間在学することができました。大学は北海道大学法学部を卒業しました。
職歴としては、経営コンサルタントの会社に事務員として就職し、その後研修講師になり、平成7年49歳の時に教育コンサルタント業の有限会社アールズセミナーを起業しました。社員教育という分野で何十年も生きてきました。平成14年55歳の時に堀達也北海道知事の下で副知事に就任し、約1年間で退任するに至りました。その後は、本業の他に北海道公安委員(平成19年から委員長)をはじめいくつかの公職をつとめるという経歴を重ねてきました。
主なものを書き連ねましたが、その行間にはフリーターもどきや浪人の時期もあり、数々の失敗や停滞の時間が詰まっています。本年6月に退任したのですが、公益財団法人北海道青少年育成協会の会長を12年間つとめました。青少年の健全育成を考える時、青少年を取り巻く環境としての地域社会の変客に思いを致すことが度々ありました。江戸時代の子育てにおいて、次の通り17種類の仮親がいたという話を聞いたことがあります。
「帯親(妊娠5ヶ月に締める岩田帯を贈る人)」「取り上げ親」「抱き親」「行き合い親」「拾い親・貰い親」「乳親」「名付け親」「守親」「帯親(3歳ではじめて帯付きの着物を着る際に帯を贈る人)」「帯解き親」「褌親(へこおや)」「前髪親」「元服親」「鎧親」「お歯黒親」「毛抜親」「仲人親」
沢山の仮親や近所の人たちが関心をもってくれる中で育つ子どもたちは、逆に管理という干渉を受けずに自由にのびのびとしていたのかもしれません。同窓会は学校の縁であると同時に地域の縁が重なります。仮親には及びませんが、北見北斗高校並びに北見地域の応援団の気持ちで札幌とどの実会の会長をつとめていきたいと念じているところです。
会員各位のご健勝を祈りながら、ここにご挨拶まで申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
平成29年4月